ネットワークビジネスに関する裏話、満載です。濃い回に認定します。
ネットワークビジネスがなぜ儲からないのか、会員の人はどんなことをやっているのか生々しく語ったから、最後まで読みなさい、とのことでした。
- ネットワークビジネスをしていたことがあります
- 友人の誘いに乗って高額な保険に加入してみたら大変な思いをした
- 学べるうちにもっと学べばよかったと後悔
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年齢 | 44 |
性別 | 女性 |
居住地 | 熊本県 |
学歴 | 高卒 |
家族構成 | 子ども2人以上(夫婦) |
世帯の年収 [万円] | 500 |
世帯の手取り月収 [万円] | 36 |
貯金(資産運用も含めて) | 800〜1000万円 |
生活の満足度(本人の自己評価) | ★★★⭐︎⭐︎ |
通勤距離より働きやすさ重視のキャリア道
商業高校卒業後、生命保険会社事務の正社員として就職。2年後退社 アルバイトを経て22の時に医療事務として皮膚科に正社員として就職。
8年後結婚、妊娠。職場に育休制度がなかった為、退職。 2人出産し、上の子が一年生になるまで、8年専業主婦 それから、元の医院でパートとして再就職。
6年後、医院は院長の引退により閉院。 院長の紹介で新しい医院に移るも、職場の雰囲気と通勤が遠すぎるせいで2週間で退職。 現在、自宅近くの医院で医療事務パートとして勤務。週に4日1日5時間働く。
職場ストレスと距離5分のせめぎ合い
現在、通勤時間5分のクリニックで医療事務をしている 。
目立って意地悪な人はいないものの、人間関係は、あまりよくない。誰に質問すべきか毎回迷い、聞いてもあまり親切ではない。聞かずにやるときちんと聞いてくださいと怒られてストレスを感じる。
失敗を許されない雰囲気が辛い。 直の先輩が新卒の物静かな女の子で、質問してもあまり回答が得られず、事務はその職場ごとにやり方があるので早く仕事を覚えたいのに知識量が増えない。
院長は30代で開院3年ほど。事務員は私の他に新卒の物静かな女の子だけで、質問してもあまり要領を得ない。
院長、看護師は基本不親切。今日寒いですねなどと世間話をすることがない。事務について聞ける雰囲気ではないし聞いても誰かに聞いてと言われる。
仕事を覚えれないので毎日成長を感じずおもしろくない。
直近の仕事をすぐに辞めたことも後ろめたくあり、今は家から近いということでがまんしている

給料だけが仕事をする理由ってわけじゃないよね〜
教育費・家電ショックでドキドキ
現状の家計満足度は★3つ。夫の収入で暮らせていたし、私のパートは補助程度の考えだった。夫も家事を完全分担するくらいなら、パートで家のことをしてほしい感じ。
それが子どもが大きくなってきて、しなければならないことというよりしてあげたいこと、学習塾や2人の歯の矯正、習い事等にどんどんお金がでていくようになり、不安になった。
予期せず家電は壊れるし、すぐに、引き出せる現金がないととても不安 住む家があり、愛する家族がいて、幸せは感じているので3とした、
家計と子育ての両立むずかしすぎ問題
今の家計の気がかりな点、新築で家が建てて10年たち、設備や家電などの買い替え時期に来ていて、次々に壊れたらと思うとぞっとする
習い事でいうと、特に、娘の新体操は、月謝も高額だがその他にレオタード代や遠征費で万単位のお金がでていく。
将来を有望視されるレベルではないので、それで道がひらけるわけではない。楽しんでいるならもうしばらく、応援したいでも出費はきついという感じ。
収入を増やすべく正社員になると送迎ができなくなるのが悩みどころ
知人の言葉を信じすぎた代償がでかかった
家計でやらかしたといえば、主人の上司の紹介で、保険の営業マンに会い、*****生命の高額な保険に加入したこと。
このままではお二人の老後が心配です!と言われ、現金の預金しかなかったので、そういうのもいいかもと、運用目的で保険に加入したが、1年間の保険料は100万超え。
夫婦で、保険料支払いの為に働いている気持ちになっていた。増える!頑張れば増えるから!と言われたが、10〜12年間は解約すれば大きなマイナスに。
1番お金のかかる時に運用にそんなにはまわせないので、3年払って解約した。戻ってきたらのは100万ちょっとだった。 知り合いだからとお任せにせず、きちんと勉強すべきだったと反省している。
ルームシェアが友情クラッシャーに
お金でもめたことはないが、友人を見て思ったこと。よっぽどでない限り、ルームシェアはするものではない。
1人では払いきれない家賃の家に住むから、片方が、逃げたり、悪意はなくても職を失ったり、ちょっとイレギュラーがおこると本当に大変そうだった。
部屋に残されて連絡も取れず死ぬ思いをした子を2人知っている。もちろん何年たっても仲直りなんてあり得ない。
夫婦、家族ですらお金はきちんとしないとトラブルなのに、友人、知人でドラマのようにうまく行くのは難しいと思う。
メンテ地獄と10万円の壁…
利用と貯金なら、子育てが終わるまでは、貯金が優先
生まれた時から貯金はしているし、子ども手当もてをつけていないが、気づいたのは、 定期を取り崩すほどではないが、その月の給料から出すにはきつい10万単位の出費がけっこうあるということ
新築で家が建てて10年たちメンテナス費用もかかってくる。調べたらあれもこれもとても高く、もう一度住宅ローンが必要なんじゃないか!とびっくりした
そうは言っても、現役世代の間になりたい車もあるけどな…とは思うが、がまんしている
フルーツと化粧品と猫だけは譲れません
譲れないのは食費
外食費ではない もともと倹約ぎみではあるが、育ち盛りのこどもにはもっと食べさせないといけないと、学校の検診結果を見て思った
フルーツって高い!でもインスタで見る健康な丁寧な暮らしを見ると、どうやら必要なようなので、買うようにしている それから化粧品はやはり..削りたくない
自分を好きでいる為にも必要かと思う。自分の給料から出している ネコを飼っているが、猫のためのグッズも買ってしまう。猫はしょうがないと言い聞かせている。
家族全員インドア派で娯楽費ゼロへ
削れるのは娯楽費、旅費
出不精な私が育てた子どもたちは、見事に出不精に育ちました。休みの日は、どこかへ行こう!というより、今日は家でゆっくりできる!といったかんじ。
主人は休みが平日なので休みも合わず、旅行にやレジャーにいくことはほぼない 家族そろっての楽しみといえば、たまの外食ぐらいだろうか
そのスタイルはそんなに嫌ではない。 子供を着飾る趣味はないので、子供服はそんなにこだわらない。ブランドを着てるより普通の子どもがかわいいと思う。
ネットワークビジネスに夢を見たあの頃
お金関係で誰にも言っていない秘密は、結婚前に、ネットワークビジネスに参加したことがある。
元々勉強はできた方だが、目的なく大学に行くよりも働きながら好きなことをさがそうと思って商業高校に行った。
自分は何者かになれると思っていた。でも現実は誰にでもできる仕事をこなす日々。そんな時に、久々に連絡の来た友だちから、特別な人だけのための貴重な情報だ、今しかできない、誰にでもはできない、と言われ、心が動いたし、アップラインの人たちの煌びやかな生活は魅力的だった。
自分にもできるかもしれないと思い、投資した。地位を得てからはそれを守る為に課金した。100万くらいかと思う。実家暮らしだったし、貯金もあったのでそれで困る結果にはならなかったが、汚点だと思って家族に内緒にしている
ネットワークビジネスを始めた理由
ネットワークビジネスは、稼ぎたいというよりも、何か人と違うことができるのではと思い、始めた。
宗教のように稼いでいる人たちをすごいよねすてきだよねと仲間と言い合っていた。みんなで豪華な生活をする夢を語り合い、セミナーのために県外に通い、優先事項は常にセミナーが一番と言われていた。
ネットワークビジネスは正直儲からない。リアルを教えます
セミナー一回500円が平日週に4回、週末は県外で一回3000円。
ホールをいっぱいにするくらいは集まっていたのでそれらは単純にうえの人の収入になっていたはず。
自分は全くもうからなかった。よい月で数千円あったかないか。
使った額がはるかに多い。商品購入、セミナー費、交通費、オリジナルグッズ購入費等100万は使っているはず。
自分の紹介で会員になり商品が購入されると、代金の5%くらい会社からバックがある。ビジネスパートナーも会員になり、商品を購入するので、同じくバックがある。
でもマージンを受け取る為には自分も月に13000円くらい購入しないといけないので、出ていくお金の方が断然多い。
成功する人は、嫌われても気にしないメンタルは必須だと思う。たいていの人は、周りのみんなに嫌な目で見られて、挫折する。
ネットワークビジネスに勧誘する方法もセミナーで学ぶ
勧誘する人は、友だち知人だけではすぐに勧誘する人はいなくなるので、新しく人脈を増やす努力をする。
飲み会や、新しいバイト、ナンパをする人も多くいた。仲良くなって、そこから、商品を勧めるか、一緒にビジネスをしないか、と誘う。
その誘い方の為にセミナーで学ぶが、精神論みたいな話ばかりだった気がする。
断られても気にするな、この貴重な情報に気付かない方がかわいそうな人たちなんだ、等。
ネットワークビジネスを退会することができたのは彼のおかげ
勧誘するために仲良くしていた彼と、結婚することにして、退会した。その後その仲間たちが成功した話は全く聞かない。
始めは勧誘の為に仲良くしていた人が今の主人。



えぇ!?
彼はビジネスを否定はしなかったが、付き合ううちにだんだん普通の感覚を取り戻していけた。セミナーづけの毎日の方がおかしいと気付けた。本当に黒歴史。



すごい過去だ…
最後に世の中にひとこと|人生リベンジは内職の合間に
両親は古い考えで、女はそんなに勉強しなくても、器量よしなら結婚すればなんとかなる、という感じで、私もなんとなくそう思っていた。
ある程度ちやほやされもした。 でも40代になってみて思うことは、人生は思ったよりも長い。特に秀でた才能のない私にはキャリアと呼べるものはなく、自分の人としての魅了はなんなのだろうと考えてしまう。
1つ恨みを言えるのであれば、中学校の先生に。成績優秀だったが無知な私が、大学へは行かない商業高校へ行くといったのを止めて欲しかった
学べるうちに学べばよかった。人生いつでも学べるというが、30代で英検二級をとった時、勉強できたのは、上の子が幼稚園に行っていて、下の子が昼寝していて、内職の数をこなした後、という限られた時間だけ。
あれは本当に大変だった。体調も壊した。学ぶのが仕事な学生は本当に羨ましい。
編集後記
人生は想定外の連続!家計のピンチも、保険の後悔も、ネットワークビジネスの黒歴史も、全部が「私らしさ」をつくるエピソード。
距離5分の職場でがんばる日々や、猫への愛がにじむ出費など、リアルな毎日に思わず共感しっぱなしでした。